仙台防災枠組み2015-2030

SDGsを理解推進するための機会を得ることができ、いろいろな会場でSDGsをどのように理解し、講演しているのかを聞いている。ここ2,3年で急にSDGsコンサルタントを名乗る人たちが増え、安易に理解している人たちが多い気もする。にわかの知識はやはりにわか知識であり、本質を理解しないで、講演をされる人はブームに便乗しているとしか思えない。

17の目標に対して169のターゲットがある。

それぞれ169のターゲットには244の指標が2017年7月6日に設定されており、重複をのぞいて全部で232の指標が合意されている。目標に向けての進捗状況が分かるように設計されている。

中には2020年までの指標もあり、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」のターゲットに「2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる」がある。この進捗状況を知るための指標として、「道路交通事故による死亡率」が設定されている。

指標 3.6.1 道路交通事故による死亡率
ターゲット 3.6 2020 年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。
ゴール 3 あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する


日本においては、警察発表により2015年の交通事故死者数が4117人。必然的に2020年の目標が2058人となり、2019年現在の交通事故死者数が3215人と統計開始後過去最少の数字ながら、さらに36%少なくする目標となっている。

「1.貧困をなくそう、11.住み続けられるまちづくりを、13.気候変動に具体的な対策を」の目標には、仙台防災枠組み2015-2030に沿った国家レベルの防災戦略を採択し、実行している国の数(地方レベルの防災戦略を実施し、実行している地方政府の数)が指標とされている。阪神淡路大震災から東北大震災の経験を踏まえて策定された日本人の枠組みが国際基準となり、2020年までに、国と地方の防災戦略を持つ国数を増加させることは、仙台防災枠組みの目標の一つになっている。

では、仙台防災枠組みには何が決められているのだろうか?

兵庫行動枠組:教訓、確認されたギャップ、今後の課題の一つに、暴露と脆弱性を削減する取り組みが挙げられている。

6. 暴露(exposure)と脆弱性を削減する取組を強化し、新たな災害リスクの創出を防止すること、及び災害リスク創出に対する説明責任があらゆるレベルにおいて必要とされている。潜在的な災害リスク発生要因に焦点を当てた更なる行動をとる必要があり、こうした潜在的なリスクは、貧困及び不平等、気候変動、無計画で急速な都市化、不十分な土地管理の結果により、そして人口変動、弱い組織体制、リスク情報の欠如した政策、民間による防災への投資に対する規制や奨励措置の欠如、複雑なサプライチェーン、技術への限られた利用可能性、天然資源の非持続可能的な利用、悪化する生態系、世界的流行病の要因が相まって、もたらされている。さらに、災害リスク削減に関する良い統治(グッドガバナンス)を国、地域及びグローバルなレベルにおいて引き続き強化し、また災害対応や復旧・再建・復興のための準備や国内の調整を引き続き改善するとともに、災害発生後の復旧・復興段階を、強化された、国際協力の進め方を用いながら「より良い復興(Build Back Better)」に活用することが必要である。

貧困対策、まちづくり、気候変動対策の共通課題として、災害への取り組みが掲げられており、より安全に過ごすために4つの優先行動が必要とされている。

1. 災害リスクの理解;
2. 災害リスクを管理する災害リスク・ガバナンスの強化;
3. 強靱性のための災害リスク削減への投資;
4. 効果的な災害対応への備えの向上と、復旧・復興過程における「より良い復興(Build BackBetter)」

原発にたよらなくても、変わらない生活を続けられるよう、いち早くイーセルの営業をさせていただいたのは、「3. 強靱性のための災害リスク削減への投資;」の優先行動であったことを改めて認識させていただいた。
(参考:仙台防災枠組み2015-2030(仮訳)

 

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